外来・診察 睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来
概 要
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、文字通り睡眠中に呼吸が止まり、それによって日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。
空気の通り道(気道)が塞がる又は狭くなることによって起こる睡眠時無呼吸症候群を「閉塞型睡眠時無呼吸症候群(以下、閉塞性SAS)」といいます。
閉塞性SASがもたらす急性期の症状としては、起床時の頭痛・頭重感・日中の眠気・交通事故などがあり、慢性期のリスクとしては、高血圧・脳梗塞・心不全・心血管障害・認知障害などがあります。高血圧症や糖尿病、心不全といった病気の背景に、睡眠時無呼吸症候群が隠れていることがあります。
検査について
当院では、ご自宅で検査可能な(睡眠時無呼吸症候群の)簡易モニターによる検査を実施しております。当院で簡易モニターをお渡しする方法と、ご自宅に簡易モニターを郵送して貸し出しする方法のいずれかで対応しております。それぞれ検査結果を解析する必要があります。
- 簡易モニター
について -
- 当院から
貸し出しの場合 - 検査翌日に当院へご持参ください
- 郵送の場合
- 検査実施後2日以内にご自身でご返送ください。
- 当院から
モニター解析結果は、再診時にご説明いたします。精密検査が必要と判断した際には、睡眠ポリグラフ検査(PSG)の実施可能な近隣の医療機関を紹介いたします。
治療について
検査結果が軽症SASの場合は、体重の減量や飲酒を控えるなど生活習慣の見直し、睡眠薬・安定剤の減量、歯科装具(OA)等により、症状が改善することがあります。中等症から重症SASの場合は、保険診療の要件を満たせばCPAP治療(持続陽圧呼吸療法)が最も有効な治療法です。
若年で扁桃肥大がある場合には、手術療法の適応かどうかの判断のため、近隣の耳鼻咽喉科に紹介させていただくことがあります。
CPAP(シーパップ)治療
CPAP治療を適切に(睡眠中に4時間以上のCPAP装着していた日が使用期間70%以上)行うと、日中の眠気や倦怠感などの自覚症状の軽減、自動車運転事故の予防、合併症の予防効果が期待できます。
CPAP治療は、睡眠中に空気の通り道が塞がること(睡眠中の気道の閉塞)がないように、吸気時も呼気時も気道に風を送り、気道の陽圧を維持する治療です。CPAP治療をしている間は睡眠時無呼吸は改善されますが、CPAP治療をやめると元に戻ってしまいます。
CPAP治療が開始となった場合は当院に定期的に受診していただき、フォローをさせていただいております。また、口腔内装置の作成を希望される方には、歯科への紹介も行っておりますので、ご希望の方は当院スタッフにお問い合わせください。
Medical Examinations 受診について
専門外来へ受診希望の場合、ご体調や予定により待ち時間が気になる場合は、事前のご予約をお勧めしております。他院でCPAP治療を導入の上、当院外来での継続を希望される方につきましては、以下をお持ちください。
- 簡易モニターまたは睡眠ポリグラフ検査の『実施年月日』と『治療前のAHI結果』の確認できる書類(紹介状)
- SDカード
- 事前にFAXでいただけると、来院後がスムーズです。
- 再診の方には予約票をお渡ししております
Medical Information その他の診療科目
名誉院長
山下 治彦
- 担当
- 内科
院長
糖尿病センター長
健康サポートセンター長
吉田 直彦
- 担当
- 内科
副院長
リハビリセンター長
上甲 隆敏
- 担当
- リハビリテーション
内科
主席診療部長
須賀 正和
- 担当
- 脳神経外科
内視鏡センター長
宮本 安尚
- 担当
- 内科
整形外科部長
河田 典久
- 担当
- 整形外科
回復期リハビリテーション病棟
部長
井上 愛
- 担当
- リハビリテーション科
脳神経センター長
冨田 仁美
- 担当
- 脳神経内科
内科医長
鎌井 順二
- 担当
- 内科
脳神経外科部長
梶原佳則
- 担当
- 脳神経外科
非常勤医師
苅田 美夏
- 担当
- 内科
非常勤医師
乳腺センター長
亀井 義明
- 担当
- 乳腺外科
非常勤医師
村上 朱里
- 担当
- 乳腺外科
非常勤医師
田口 加奈
- 担当
- 乳腺外科
非常勤医師
中村 萌美
- 担当
- 乳腺外科
非常勤医師
竹本 佳菜
- 担当
- 乳腺外科
非常勤医師
野田 令菜
- 担当
- 乳腺外科
非常勤医師
豊島 史彦
- 担当
- 内科
非常勤医師
安川 正貴
- 担当
- 内科
非常勤医師
萩山 吉孝
- 担当
- 整形外科
非常勤医師
堀 和子
- 担当
- 内科
非常勤医師
松田 藍
- 担当
- 内科