脳卒中痙縮に対してボトックス治療はじめました。
脳卒中痙縮に対してボトックス治療はじめました
脳卒中の後遺症一つとして手足の筋肉が緊張しすぎてつっぱってしまう「痙縮」という状態があります。手指が握ったままとなり開きにくい、肘が曲がり伸びにくい、などの症状です。ボトックス治療とは、ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質を有効成分とする薬を筋肉内に注射し筋肉のつっぱりを軽減する治療法であり、併せて注射後に十分なリハビリを行うことが重要となります。手足(上肢・下肢)痙縮に対して保険診療認可されており、脳卒中治療ガイドラインで推奨されている治療です。
当院ではボトックスチームを結成し、昨年7月より手足(上肢・下肢)痙縮に対するボトックス治療を開始しました。深部にある筋肉を対象とする場合、筋肉の触診のみではなくエコー(超音波)装置や筋電刺激装置を併用し、より効果的な治療を行っております。
※身体障害者手帳をお持ちの方対象になります。
当院でのボトックス治療受け入れ対象
①積極的な治療継続の意志がある(3ヵ月に1回の注射が必要です)
②具体的な目標設定ができる(例:コップが持てるようになりたい、楽に着替えがしたい)
③痙縮による関節のこわばり、麻痺、疼痛、日常生活の制限で困っている
④自宅でのセルフエクササイズができる
⑤ご家族の協力による運動療法を継続する事が出来る
事前お問い合わせ:089-989-6620(代表)